AI仕事術

ターミナルを一切開かずに、Claude Coworkに領収書23枚の整理を任せてみた話

ターミナルを一切開かずに、Claude Coworkに領収書23枚の整理を任せてみた話

ターミナル画面を一度も開かずに、Claudeのデスクトップアプリで「Cowork」を使い、領収書フォルダの整理と経費一覧づくりを任せてみた。いつも1時間かかっていた作業が12分で終わった。

Coworkとは何か

2026年4月にGA(正式版)になった、Claudeのデスクトップアプリ上の「作業実行モード」。ターミナルを開かず、フォルダを指定するだけでAIが計画から実行までを担う。

チャット欄で「Cowork」を選び、フォルダを指定して依頼文を書くだけで、複数ステップの作業を計画・実行・報告まで一気にやってくれる。Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランならWindows/macOSのデスクトップアプリから使える。

これまで「AIに仕事を頼む」というと、Claude Codeのようにターミナルを開いてコマンドを打つイメージが自分の中にあった。Coworkはそこが違う。指定したフォルダの中身を直接読み書きしながら、ファイルの整理・情報の抽出・表への転記までをまとめて片づけてくれる。

実際にやったこと:領収書フォルダの整理

ダウンロードフォルダに溜まっていたPDF・画像の領収書23枚を、日付順の整理とExcel一覧化までまとめて任せた。

デスクトップアプリで「フォルダ指定」(Coworkがアクセスしていい範囲をあらかじめ限定する機能。指定したフォルダの外は触らせない)を使い、領収書フォルダだけを対象に、以下のように依頼文を打った。

このフォルダ内の領収書(PDF・画像)を確認して、①発行日ごとにファイル名を「日付_店名」に変更、②店名・金額・日付をExcelに一覧化、③一覧はフォルダ直下に「経費一覧_7月.xlsx」として保存して。作業前に方針を教えて、実行は1件ずつ確認を挟んでほしい。

実行前に「23枚のファイルを開いて内容を確認 → ファイル名変更 → Excel作成、の順で進める」という計画が返ってきて、そこで一度OKを出した。あとは1件ごとに「このファイルは〇〇店・7月3日・3,200円と読み取りました。名前を変更してよいですか」という確認が入り、まとめて承認する形で進んだ。

数字で見るBefore→After

手作業なら1枚あたり2〜3分の確認・入力作業。23枚で1時間前後かかっていたのが、確認作業だけの12分に圧縮された。

  • ファイルを1枚ずつ開いて内容を確認:手作業だと約40分 → Coworkが自動で実行
  • ファイル名の変更:手作業だと約10分 → 自動
  • Excelへの手入力:手作業だと約10分 → 自動
  • 自分の作業:内容確認・承認だけで12分

使ってみてわかった注意点

「確認なしで実行」モードにすると速いが、金額の読み取り違いに気づきにくい。領収書や請求書など数字が絡む作業は、最初は「各アクション前に確認」で進めるのが安全だった。

ログイン用のIDやパスワードを依頼文にそのまま書いて「これでログインして」と頼むのは避けたい。ログインが必要な操作は自分で済ませてからCoworkを起動し、ファイル操作だけを任せる方が安全だった。

Coworkはトークン(AIが処理する文字量の単位で、使うほど利用枠を消費する)の消費もそれなりに多い。試行錯誤で依頼文を何度も書き直すと消費が増えるので、最初の依頼文に「フォルダ名・欲しい成果物・確認の頻度」を具体的に書いておくと手戻りが少なかった。

今日からできること

デスクトップアプリのチャット欄で「Cowork」を選び、まずは領収書・請求書・写真など、種類がバラバラなフォルダをひとつ指定して、以下の依頼文で試してみてほしい。

このフォルダの中身を種類ごとに仕分けて、内容が分かるファイル名に変更して。実行は1件ずつ確認しながら進めて。


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