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防衛予算9兆353億円の2026年度、日経225の積み立てが三菱電機とファナックを”すでに”買っていた

【銘柄・ETFの話】防衛予算が9兆353億円に膨らんだ2026年度、日経225や国内株インデックスを積み立てているだけの会社員は、実は三菱電機とファナックという2社を通じて「防衛」と「ロボット」の両方の国策テーマに、すでに片足を突っ込んでいる。

防衛予算9兆円時代、三菱電機の防衛事業が静かに伸びている

三菱電機の防衛システム事業は、受注高が2022年度の1,400億円から2024年度には6,000億円まで拡大し、営業利益率も7%から10%へ改善が進んでいる。

高市政権が掲げる「戦略17分野」には防衛産業も含まれており、政府はこの17分野の官民投資額を2040年度までの累計で370兆円超と公表した。防衛費についても、2025年度にGDP比2%(約11兆円規模)を当初目標より2年前倒しで達成し、2026年度予算では9兆353億円という水準になっている。

この流れの中で存在感を増しているのが、三菱電機の防衛システム事業だ。ミサイル誘導システムやレーダーなどを手がけるこの部門は、受注高が2022年度の1,400億円から2024年度には6,000億円へと4倍以上に拡大。営業利益率も同期間で7%から10%へと改善し、2030年度には売上高6,000億円超・営業利益率10%以上を目指すと公表している。受注から納入まで平均3〜4年かかる事業のため、2026年度は防衛費増額後の新しい契約がようやく本格的に業績に乗ってくるタイミングにあたる。

会社全体の業績も、2026年3月期決算で4期連続の最高益更新となり、防衛事業に加えてデータセンター向け需要も追い風になっている。株価は5,827円(7月10日時点)、予想PER26.1倍、PBR2.57倍、予想ROE10.60%という水準だ。

三菱電機の防衛事業は「急拡大しているテーマ株」というより、防衛費増額という国策の追い風を、既存の巨大企業の一事業として着実に取り込んでいる形に近い。値動きの荒さより、事業構成が変わっていく過程として見ておくのが実態に近い。

一方のファナックは「防衛」ではなく「フィジカルAI」のインフラという顔を持つ

ファナックは2026年3月期に売上高8,578億円(前期比7.6%増)、ロボット部門は3,786億円(同14.9%増)と、AIの主戦場がデータセンターから工場・ロボットへ移る「フィジカルAI」の流れを実績で示している。

ファナックは防衛関連銘柄には数えられないが、戦略17分野が描く「AIの主役交代」という別の構造変化の中心にいる。AI関連投資がインフラ(半導体・データセンター)からセンサー・ロボット・部品へと軸足を移すという見立ては、証券各社のレポートでも共通して語られている流れだ。

実際の決算を見ると、その流れが数字にも表れている。2026年3月期は売上高8,578億円(前期比7.6%増)、営業利益1,838億円(同15.7%増)、純利益1,665億円(同12.9%増)とすべて過去最高を更新。中でもロボット部門は3,786億円(同14.9%増)と、FA(工作機械の制御装置)部門の2,084億円(同7.0%増)を上回る伸びを見せた。2027年3月期も売上高9,096億円(9.0%増)、営業利益2,122億円(15.5%増)という増収増益計画を示している。

ファナック(6954)
株価:7,156円(7月10日、前日比+4.45%)
予想PER:39.11倍
PBR:3.47倍
ロボット部門売上:3,786億円(前期比+14.9%)

ただし株価水準を見ると、三菱電機のPER26.1倍に対し、ファナックは39.11倍と明確に割高な水準にある。成長期待がすでに株価に織り込まれている分、決算が計画を少しでも下回れば下げ幅も大きくなりやすい、という点は意識しておきたい。

会社員のインデックスは、実はもうこの2社を握っている

三菱電機もファナックも日経平均・TOPIXの主要構成銘柄であり、つみたてNISAで国内株インデックスを積み立てている人は、意識しないまま「防衛」と「フィジカルAI」の両方に分散投資している。

戦略17分野とは

高市政権が2026年6月に打ち出した成長戦略。AI・半導体、防衛産業、量子、航空・宇宙などの17分野を対象に、2040年度までの官民投資額を累計370兆円超と見積もり、ロードマップとして公表したもの。

ここで会社員目線として面白いのは、三菱電機もファナックも、すでに日経平均・TOPIXの主要構成銘柄だという点だ。つまり、つみたてNISAで日経225連動やTOPIX連動のインデックスファンドを積み立てているなら、その中に両社は最初から組み込まれている。「国策テーマに乗るには個別株を新しく買わないといけない」と身構えなくても、実はすでに土台の中でその恩恵の一部を受けている、という見方ができる。

注意点:インデックスの中に入っているからといって、その銘柄固有のリスク(防衛予算の政策変更、ファナックの中国需要の変動、為替の影響など)が消えるわけではない。個別のニュースで大きく動く場面では、指数全体の値動きとズレることも珍しくない。

自分ならどう考えるか。三菱電機は防衛という追い風はあるが値動きは比較的落ち着いており、すでに保有しているインデックスの中身を再確認する程度でいいと考えている。一方のファナックは成長期待からPERが高く、決算のブレが株価に出やすいぶん、個別に上乗せするなら決算発表後の反応を見てからでも遅くない、というのが今の自分のスタンスだ。

出典:三菱電機IR資料・決算発表資料(2026年)、ファナック決算短信(2026年4月)、内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2026」原案、野村證券ウェルスタイル(2026年)

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※本記事はAIが収集した公開情報をもとに自動生成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。