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国土強靱化は5年で20兆円強。年の上積みは約1兆円、会社員の投資家はこの数字をどう読むか

国土強靱化は5年で20兆円強。年の上積みは約1兆円、会社員の投資家はこの数字をどう読むか

国の防災・インフラ投資は2026年度から5年で「20兆円強」と決まっている。ただし数字の中身を分けて読まないと、株の判断材料にはならない。

【テーマ・制度の話】

インデックス積立を続けながら、建設やインフラ関連の個別株・ETFに少し興味が出てきた人向けに、「予算の裏付け」がどこまで確かなのかを整理します。

決まっているのは「5年で20兆円強」という枠

2025年6月に閣議決定された第1次国土強靱化実施中期計画は、2026〜2030年度の5年間で事業規模おおむね20兆円強を目途にしています。

対象期間:2026〜2030年度(5年間)
事業規模の目途:おおむね20兆円強
実施すべき施策326のうち、特に推進が必要とされた施策:114
前の計画(5か年加速化対策・2021〜2025年度):事業規模15兆円程度

単純に5年で割ると、年あたり約4兆円。前の計画は年あたり約3兆円だったので、差は年約1兆円です。「過去最大級の予算」と見出しが踊っても、年ベースの上積みはこの程度、というのが等身大の数字です。

出典:首相官邸 第1次国土強靱化実施中期計画(2025年6月)/前計画の15兆円は5か年加速化対策の公表値

「事業規模」は国の財布から出る額とは違う

20兆円強には財政投融資や民間事業者の事業も含まれ、すべてが企業の売上になる数字ではない。

政府資料でも、この金額は「目途」であり、資材価格や人件費の高騰は毎年の予算編成で反映するとされています。つまり、物価が上がった分は「増えた」のではなく「同じ量をこなすのに必要になった」だけ、という可能性があります。

注意点:20兆円強は上限でも約束でもなく「目途」。工事量が本当に増えるのか、単価が上がっただけなのかは、この数字だけでは分かりません。

マクロ→セクター→自分の持ち株、の順に考える

枠が決まっていることは追い風の材料だが、それが各社の利益になるかは別の話。

流れで整理すると次のとおりです。

  • マクロ:南海トラフ地震などを見据え、20〜30年を目安にハード・ソフトの対策を続ける方針。予算の方向性は5年単位で見通せる。
  • セクター:老朽化したインフラの更新や防災工事は、景気が悪くても発注されやすい性質がある。一方で、人手不足や資材高で受注しても利益が伸びにくい局面もある。
  • 自分の持ち株:日経平均は2026年10月27日の取引時間中で6万3000円台。すでに広い指数に含まれる建設株を、あえて個別で持つ理由があるかを自問する。
事業規模と予算額の違い

事業規模は、国の予算に加えて財政投融資や民間の負担分まで含めた「工事全体の大きさ」。国が実際に支出する予算額(国費)はそれより小さくなります。

個別に踏み込む前の確認3点

「国の予算が増える」だけで買わず、受注・利益・割安感の3つを自分で確かめる。

  1. その会社の受注残が、直近の決算でどれだけ増えているか
  2. 資材・人件費の上昇を、受注価格に転嫁できているか
  3. 株価がすでに「20兆円強」を織り込んで上がっていないか(PERを同業の過去水準と比べる)

考え方のポイント:政策の予算は「需要が消えにくい」根拠にはなるが、「利益が増える」根拠ではない。後者は決算で確かめる。

自分ならどう考えるか

広い指数で積み立てている人は、まず今の持ち分で建設セクターがどれくらい入っているかを見るのが先だと、自分は考えている。

そのうえで個別に踏み込むなら、予算のニュースの日ではなく、決算で受注残と利益率を確認できたタイミングに少額から、という選択肢がある。急いで動かなくても、5年続く計画なので「乗り遅れ」は起きにくい、とも見ている。

※本記事はAIが収集した公開情報をもとに自動生成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。