11月2日の日経平均は前週末比0.33%安の小幅な下げでしたが、中身はキオクシアの急落と半導体装置株の上昇が打ち消し合った結果で、指数の数字だけでは相場の温度が分かりにくい日でした。
【市況の話】先週末の米国でインテルが約30%安となり、半導体株に売りが広がった流れを引き継いだ月曜日です。10月30日に決算を出したキオクシアホールディングスが売られ、その裏で東京エレクトロンなどが買われました。積立中心の会社員投資家が「指数が動かない日に何が起きているか」を読む材料として整理します。
指数は小幅安、でも内訳は大きく割れていた
日経平均の終値は63,081円86銭(-208円25銭、-0.33%)で、1日の振れ幅は約900円ありました。
始値 62,972円 / 高値 63,615円 / 安値 62,712円 / 終値 63,081円
売買代金 約7.64兆円(東証プライム概算)。翌日が祝日で米中間選挙も控え、8兆円を下回りました。
朝方は500円以上下げて6万2000円台後半まで沈み、その後は下げ渋って一時プラス圏に戻る場面もありました。ただしプライム市場の値下がり銘柄は1,000を超え、東証33業種のうち上昇は10業種にとどまっています。指数が小幅安で済んだのは、一部の大型株が支えたからです。
株探の集計では、指数を押し上げた上位5銘柄(東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック、日本ガイシ、第一三共)の効果が合計で約516円。押し下げた上位5銘柄(キオクシア、リクルート、SCREEN、ソフトバンクグループ、京セラ)が合計で約434円でした。上下の大きな動きが相殺して、終値の数字が穏やかになっています。
キオクシアは過去最高益でも売られた
売られた理由は実績ではなく、次の四半期の利益予想が市場の期待に届かなかったことでした。
東京報道新聞によると、キオクシアの2027年3月期の上期(4〜9月)は売上収益が4兆2,471億円(前年同期の5.4倍)、純利益が2兆1,978億円(同37倍)でした。7〜9月期だけでも純利益は約1兆3,486億円で過去最高、上場後初の配当も発表しています。
一方で10〜12月期の純利益予想は1兆3,600億円と市場予想を下回りました。売上収益の予想も2兆5,000億円で、直前の四半期からほぼ横ばいです。会社は円高の影響と、一部製品を7〜9月期に前倒しで販売したことを理由に挙げています。2日朝の株価は前週末比12.3%安の1万1,810円まで下げ、株式分割後の実質ベースで4月24日以来、約半年ぶりの安値となりました。
報道では、信用買い残が高水準だったことも下げを大きくした要因とされています。期待が高いまま需給が偏った銘柄は、好決算でも売りが出やすい点に注意が必要です。
出典:株探「日経平均 大引け(11月2日)」、東京報道新聞(2026年11月2日)
同じ半導体でも、売られた株と買われた株は別だった
メモリーのキオクシアは売られ、製造装置の東京エレクトロンは好決算が評価されて買われました。
同じ「半導体関連」でも、売上の出どころと決算の中身が違えば値動きは逆になります。先週末の米国市場ではNYダウが572ドル安となり、AI投資の収益化や持続性への不透明感が売りの理由と報じられました。そうした地合いの中で、日本の決算は「数字そのもの」より「期待との差」で評価されたと見ています。
株価は発表前に「これくらいは出るだろう」という市場予想をすでに織り込んでいます。実績が過去最高でも予想に届かなければ売られ、控えめな実績でも予想を上回れば買われます。
インデックスで積み立てている場合、日経平均や全世界株の値動きは、こうした個別の明暗を平均した姿です。指数が-0.33%でも、保有する個別株が-15%ということは起こります。逆に、指数が大きく動いた日でも、自分の持ち株が同じ方向とは限りません。
自分ならどうするか。キオクシアのように決算で大きく動く銘柄は、決算の翌営業日に慌てて動かず、次の四半期予想と需給(信用買い残など)が落ち着くまで様子を見る選択肢があると考えています。積立は、その間も同じ金額を淡々と続ける、という整理です。
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※本記事はAIが収集した公開情報をもとに自動生成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
