AI仕事術

毎日17時のスプレッドシート集計とSlack投稿を、コードを書かずに自動化してみた話

毎日17時のスプレッドシート集計とSlack投稿を、コードを書かずに自動化してみた話

毎日17時、その日の数字をスプレッドシートから拾って集計し、Slackに投稿する。この作業を、日本語の指示だけでAIに任せられるようにした。設定にかかった時間は約20分、それ以降は自分の手が一切入らなくなった。

「毎日17時の集計」が地味に時間を食っていた

単純作業なのに、毎日必ず発生する。積み上げると月換算でそれなりの時間になる。

数字自体は難しくない。スプレッドシートを開いて、その日の数字を見て、先週・先月と比べて増減をひとこと添えてSlack(チーム連絡用のチャットツール)に貼る。ただこれが「毎日17時」という縛りつきだった。外出中だと思い出すのが遅れて18時、19時にずれ込む日もあったし、比較用に先週の数字を探しに行く手間も毎回発生していた。1回あたりは5〜8分だが、これが平日20日続くと月2時間強になる。時間そのものより、「17時を忘れないようにする」という注意力の消費のほうが地味に負担だった。

やったことは「日本語で頼んで、スケジュールに登録する」の2つだけ

コマンドもプログラミングも書いていない。頼み方を日本語で書いて、実行タイミングを指定しただけ。

Claude Code(AIに作業を任せられるツール)には、決まった時間に日本語の指示を自動実行できる仕組みがある。まずスプレッドシートを開いた状態で、次のように頼んだ。

このスプレッドシートの「本日」列の数字を読み取って、先週同曜日・先月同日と比較し、増減率つきで3行にまとめて。その内容を#日次報告チャンネルに投稿して。

これを1回試して、出力の言い回しや比較対象の選び方を自分好みに直す。「先月同日より、先週同曜日との比較を優先して」のように、日本語で追加の指示を重ねるだけで調整できた。プログラムのコードを1行も書いていない。

指示の形が固まったら、あとは「平日17時に実行」という条件をつけて登録する。これで毎日、指示した内容がそのまま自動で走るようになった。

ポイントは「1回で完璧な指示を書こうとしない」こと。最初はざっくり頼んで、出力を見ながら日本語で直していくほうが早く仕上がる。

効いたのは時間よりも「思い出さなくてよくなったこと」

月2時間強の作業時間より、17時を気にしなくなったことのほうが体感の変化は大きかった。

自動化してから2週間経つが、投稿内容を後から確認して、数字がおかしい時だけ手直しする運用に変わった。手直しが必要だったのは2週間で1回だけ、原本のスプレッドシートの入力ミスが原因だった。それ以外は毎日、17時ちょうどにSlackへ投稿が届いている。

注意点として、集計元のスプレッドシートの列名や並び順を変えると、AIが読み取る場所とずれることがある。フォーマットを変えた日は、投稿内容を必ず一度は目視確認したほうがいい。

今日からできること

毎日・毎週決まった時間にやっている「集計して、どこかに共有する」作業を1つ思い浮かべて、まず手動でその指示を日本語で書いてみるところから始めるといい。

[対象のファイルやツール]の[見たい数字]を読み取って、[比較したい対象]と比べて増減つきでまとめて。それを[共有先]に投稿して。

この1文を実際に試して出力を確認できたら、その指示に「毎日◯時に実行」という条件を付けて登録するだけで、翌日から自分の手を離れる。