電車の中でスマホからClaude Coworkに頼んだ調べ物を、帰宅後にPCの黒い画面(ターミナル)でそのまま続きから再開できた。会話の経緯を一切コピペし直さずに済んだのは、Claude Codeに追加された/teleportというヒントのおかげだった。
スマホで20往復した会話を、家でもう一度説明し直すのが地味に面倒だった
クラウド上のAIとの会話は、これまでは「見る」ことはできても「そのまま続ける」のが面倒だった。
先月、通勤中にClaude Coworkのスマホアプリで来週の資料構成を相談したことがあった(このときの話は8月7日の記事で書いた)。あのときは移動中に頼んだ作業がスマホの通知だけで終わっていたが、今回は逆に「続きをPCでちゃんと詰めたい」パターンだった。
電車の45分で、構成案について20往復くらいやり取りが進んだ。帰宅してPCを開き、続きをやろうとして毎回困っていたのがこれだった。
- スマホの画面をスクロールしながら経緯を読み返す
- それをPC側のClaude Codeに要約して貼り直す
- 「さっきの続きだと思ってやって」と説明し直す
ここに毎回5分前後を溶かしていた。会話が長くなるほど要約も雑になり、結局スマホでの往復の半分くらいはPC側で説明し直す羽目になっていた。
/teleportで、会話履歴ごとPCに引き継げた
クラウド側のセッション画面で /teleport と打つと、そのセッションを手元のPCで再開するための正確なコマンドが表示される。表示されたコマンドをターミナルに貼るだけで、会話履歴ごとそのままローカルに降りてくる。
実際にやった手順はこうだった。
1. スマホのClaude Coworkでクラウドセッションとして会話が残っている状態にしておく
2. PCのターミナルで、そのセッションに対して次のように打つ
/teleport
3. 画面に表示された、次のようなコマンドをそのままコピーして実行する
claude --teleport <セッションID>
4. リポジトリの一致確認・未コミット変更の有無がチェックされたあと、該当のブランチが自動でfetch・checkoutされ、会話履歴が丸ごと読み込まれる
手元では、要約も説明もいらなかった。実行してから会話が読み込まれるまでは10秒足らずで、そこから「さっきの続き」でそのまま構成案の詰めに入れた。
Before / After
悪い例:スマホの会話をスクロールで読み返し、要約してPC側に貼り直し、また説明する(1回あたり5分前後)
良い例:クラウドセッション画面で/teleportと打ち、表示されたコマンドをターミナルに貼るだけで会話履歴ごと引き継ぐ(10秒足らず)
使ってみて分かった注意点
この引き継ぎは一方通行で、ローカルでの作業はクラウド側には戻らない。
PC側に会話を降ろしたあとにさらに詰めた内容は、あくまで手元のローカルの続きになる。スマホのClaude Coworkの画面を後で見ても、そこに新しい変更は反映されない。逆に「PCで進めた作業をスマホに戻す」用途には使えないので、今のところは「外出先で始めた作業を、腰を据えて詰めるときにPCへ持ってくる」片道の使い方だと理解しておくとよかった。
また、テスト前にPC側の作業ディレクトリに未コミットの変更が残っていると引き継ぎが止まる仕様だったので、事前にコミットするか作業ディレクトリをきれいにしておく必要があった。
今日からできること
スマホやWeb版のClaude Codeで進めている調べ物・下書きが今あるなら、そのセッション画面を開いて次の1行を打ってみるといい。
/teleport
表示されたコマンドをPCのターミナルに貼るだけで、会話の経緯を書き直す手間がその場で消える。
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