【市況の話】8月25日の日経平均は一時900円超の急落から328.34円高まで戻したが、売買代金は4ヶ月ぶりの低水準。中身は「戻った」というより「様子見で誰も動かなかった」に近く、判断は今夜のエヌビディア決算に丸投げされている。
寄り付き900円安から、終値+328円まで
日経平均は前日比328.34円高の65,856.43円で3営業日ぶりに反発。ただし寄り付き直後は前日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)2.7%下落を受けて半導体株中心に売りが先行し、一時900円超の急落を記録した。
下げ止まりのきっかけは、韓国総合株価指数(KOSPI)の下げ幅縮小と米株先物の底堅さ。押し目買いが入って引けにかけて急速に戻した格好だ。ここまでは、よくある「行って来い」の一日に見える。
気になるのは出来高の中身だ。東証プライム市場の売買代金は約7兆99億円。これは4月21日以来、約4ヶ月ぶりの低水準だった。値上がり139銘柄・値下がり82銘柄という内訳自体は悪くないが、「大きく動いて、でも誰も本気でポジションを取らなかった」日、というのが実態に近い。
株価が動いても売買代金が伸びないのは、機関投資家が様子見でポジションを傾けていないサイン。相場が「材料待ちで固まっている」状態を映す、値動き以上に正直な指標になる。
手控えの理由は、今夜のエヌビディア決算
米エヌビディアは日本時間8月27日早朝(米国時間26日午後2時)に決算発表。会社側の売上高ガイダンスは910億ドル(上下2%)だが、市場コンセンサスはそれを上回る930億〜940億ドルとされている。
前四半期(第1四半期)はデータセンター売上高が前年比92%増と、AI需要そのものは衰えていない。問題は「会社の保守的なガイダンス」と「市場の期待値」の間に、すでに数十億ドル単位のギャップが空いている点だ。決算が単に増収増益であることは織り込み済みで、この差をどう埋めるかが株価の反応を決める。
エヌビディア 会社ガイダンス vs 市場コンセンサス
会社予想:売上高910億ドル(±2%)
市場コンセンサス:930億〜940億ドル
前四半期データセンター売上:前年比+92%
寄与度に見る国内の温度差——買われたのはソフトバンクG、売られたのはアドバンテスト
8月25日の日経平均への値上がり寄与度上位はソフトバンクグループ・イビデン・フジクラ・東京エレクトロン・KDDI。一方、値下がり寄与度下位にはアドバンテストが入っている。
同じ「エヌビディア関連」でも、東京エレクトロンやソフトバンクGは押し目買いの対象になった一方、AIサーバー向けテスタで最も業績連動が強いアドバンテストは決算を見極めたい売りが優勢だった。決算直前の一日で、市場が「どの銘柄をエヌビディアの代理指標として扱っているか」がはっきり分かれた形になる。自分がこのテーマで銘柄を持つなら、同じ半導体株でも決算感応度は一枚岩ではない、という前提で見ておきたい。
28日にはジャクソンホールも控える
8月27〜29日には米カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール会議が開催され、8月28日午前(米国時間)には5月に就任したケビン・ウォーシュFRB議長にとって議長として初めての基調講演が予定されている。
ウォーシュ議長はフォワードガイダンスに消極的な姿勢で知られており、利上げ・利下げの方向性を直接示唆する可能性は高くないと見られている。ただし「初講演」という一点だけで、インフレ抑止への姿勢の言葉尻を市場が過剰に読みに行くリスクは残る。エヌビディア決算の翌々日にこのイベントが控えている以上、今週の日本株は「決算で一段落」とは言い切れない週になりそうだ。
自分ならどう考えるか
決算前日にここまで売買代金が細ったのは、裏を返せば「決算後にまとまった資金が動く余地」を残しているとも読める。ガイダンスと市場コンセンサスの差がどちらに転ぶかは見てからでないと分からないので、決算前に無理にポジションを増やすより、決算とジャクソンホールの両方の反応を確認してから動いても遅くはない、と自分は考えている。
出典:ゴールドオンライン「日経平均は『328円高』と3日ぶり反発…目前に迫る〈米・半導体大手の重要イベント〉を控え様子見【8月25日の国内株式市場概況】」(2026年8月25日)、KABUTRACK「いよいよ8/26決算!エヌビディア(NVDA)の『買い時』と3大チェックポイント」(2026年8月22日)、大和総研「2026年ジャクソンホール会議の注目点は?」(2026年8月20日)
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※本記事はAIが収集した公開情報をもとに自動生成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
