AI仕事術

通勤中にスマホでAIに指示を出したら、帰宅する頃には25分の作業が終わっていた話

通勤中にスマホでAIに指示を出したら、帰宅する頃には25分の作業が終わっていた話

電車の中からスマホでAIにひとこと投げただけで、家に着いたときには25分かかっていたはずの作業が終わっていた。

きっかけは「帰ってからやろう」の積み重ね

帰宅後にPCを開いてから始めていた作業を、通勤中の指示出しだけで終わらせられないか試した。

平日の夜、家に着いてから「今日たまったメールを整理して、返信が必要なものだけリストにする」という作業をよくやっていた。PCを開いて、AIに指示を出して、待って、結果を確認する。この一連の流れに毎回25分ほどかかっていた。

ここで気づいたのは、「PCの前に座ってから指示を出す」という手順自体に意味はないということだった。指示を出すタイミングと、PCの前に座るタイミングは、本来別に一致させる必要がない。

遠隔でタスクを投げる、とは

自宅のMacで動かしているAIエージェント(Claude Code)に、スマホのブラウザから指示だけを送っておく方法。PC本体は家に置いたままでいい。指示を受け取ったAIがバックグラウンドで作業を進め、終わるとスマホに通知が届く。作業が終わるまでその場に張り付いている必要がない。

実際にやったこと:通勤電車の中で指示だけ出す

電車に乗った直後にスマホで一言送り、あとは何もせず、家に着いたら結果だけ確認した。

試したのはこういう流れだった。

  1. 帰りの電車に乗った直後、スマホでAIに指示を送る
  2. そのまま何もせず、いつも通り電車に揺られる
  3. 家に着いてスマホを見ると、作業完了の通知が来ている
  4. PCを開いて、結果を確認するだけ(ここが3分

送った指示は、いつも帰宅後に打っていたものとまったく同じ。変えたのは「打つタイミング」だけだった。

その日メールボックスに来たメールのうち、返信が必要なものだけを拾って、送信元・件名・要件を1行ずつリストにしてください。広告や通知メールは除外してください。

電車を降りて家に着くまでの約30分で処理は終わっていて、家に着いたときにはもうリストができていた。帰宅後の作業時間は、結果を確認する3分だけになった。25分→3分。差の22分がまるごと浮いた計算になる。

ポイントは「作業時間を短くする」ことではなく、「作業する時間帯を、自分が手を動かせない時間(通勤・移動中)にずらす」ことだった。時間は減らなくても、体感の負担はほぼゼロになる。

やってみて分かった注意点

指示があいまいだと、家に着いてから結局やり直すことになる。

一度、電車の中で「メール整理しといて」とだけ送ったことがあった。家に着いて結果を見ると、何を「整理」の基準にしたのかがAI任せになっていて、自分の意図とズレたリストができていた。結局その場で指示を出し直すことになり、通勤中に浮かせたはずの時間を帰宅後に使う羽目になった。

移動中に出す指示は、あとから修正のやり取りがしにくい。だからこそ、その場で完結する具体的な指示にする必要がある。「除外する条件」「出力の形式」まで一言に含めておくと、家に着いたときの手戻りがなくなる。

今日からできること

帰宅後にPCの前でよくやる作業を1つ思い浮かべて、家に着く前のタイミングで、同じ指示をスマホから送ってみる。ポイントは、指示の中に「除外条件」と「出力形式」を必ず入れること。テンプレートは「(帰宅後によくやる作業の指示文)+『〜は除外してください』+『1行ずつ、箇条書きでまとめてください』」の3点セットで組み立てるだけでいい。

PCの前に座っている時間ではなく、移動している時間にAIを働かせる。それだけで、帰宅後の可処分時間が変わってくる。

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