AI仕事術

楽天が7時間放置して精度99.9%だった話を読んで、記事ネタ86件の照合をAIに丸ごと任せてみた

楽天が7時間放置して精度99.9%だった話を読んで、記事ネタ86件の照合をAIに丸ごと任せてみた

楽天のエンジニアが、1,250万行のコードに手を触れず7時間放置して精度99.9%のタスクを終わらせた話を読んで、自分のブログのネタ選び作業(在庫9件+過去記事77件、合計86件の照合)を丸ごと任せてみたら、数分で終わった。

楽天が公式発表した「7時間、手を動かさなかった」事例

1,250万行のオープンソースコードの改修を、時々の指示だけで完結させた。

Anthropicの公式導入事例ページ(claude.com/customers/rakuten)によると、楽天の機械学習エンジニアが、大規模なオープンソースライブラリ内の特定の処理を実装する複雑なタスクをClaude Codeに任せたところ、7時間のあいだ自律的に作業が進み、参考実装と比べて99.9%の精度で完了した。エンジニア本人は、その間コードを一行も書かず、要所で方向性を示すだけだったという。

楽天では他にも、新機能の市場投入までの日数が24日→5日(79%短縮)になった事例や、リリース周期が四半期ごとから2週間ごとに変わった事例も公式に報告されている。

ポイントは「7時間放置した」ことではなく、「要所だけ人間が判断し、それ以外は任せきった」という役割分担。丸投げでも張り付きでもない、中間のやり方。

自分の「ネタ選び照合」に同じロジックを当ててみた

在庫9件と過去記事77件、合計86件の重複・鮮度チェックを、自分は1件も手作業で照合しなかった。

このブログは毎朝、ネタ在庫(idea-stock.md)から使えるものを探し、過去記事ログ(post-log.md)と突き合わせて重複がないか確認してから書く運用にしている。今日の時点で在庫は9件、過去記事は77件。人間が1件ずつ「このネタ、もう使ったっけ?」「鮮度期限は切れてないか?」と照合すれば、見出しだけ読むにしても優に30分はかかる分量だ。

今日実際にAIに全件読ませて判定させたところ、結果は「在庫9件はすべて不採用」だった。理由も添えて返ってきた。

  • 3件が「一次情報未確認・企業名不明」のまま2ヶ月放置
  • 1件は9/13投稿の別事例と数字の出典が同じで差別化不可
  • 1件は自分の環境(Sonnet 5セッション)では実体験できない機能ネタ

この判定を人間が一つずつ確認していたら、在庫の各行を読み、過去記事77件のタイトルとメモ欄まで目を通す必要がある。実際にかかったのは数分だった。

使ったプロンプトの骨格:
「このネタ在庫ファイルを読み、各ネタが①未使用か②鮮度期限内か③過去記事と題材が重複していないかを判定して。重複や事実未確認があれば理由を添えて不採用にして」

「時々の指示」は具体的に何だったか

判断基準そのものは、あらかじめ人間が決めていた。

楽天の事例でエンジニアが「時々ガイダンスを出した」のと同じで、今回も丸投げしたのは照合の実行部分だけ。「一次情報が確認できないネタは使わない」「同じ企業・同じ数字の事例は間隔を空ける」という判断基準そのものは、このブログの運用ルールとして先に人間側で決めてある。AIが決めたのは、その基準にどのネタが該当するかという当てはめ作業だった。

注意点:基準が曖昧なまま「重複チェックしといて」とだけ頼むと、何を重複とみなすかがブレる。「同じ企業名」「同じ数字」「同じ切り口」のどれで重複判定するかまで、先に言葉にしておく必要がある。

今日からできること

過去のメモやログが溜まっていて「前にやったかどうか思い出せない」作業があれば、判断基準を1文で決めてからAIに照合を丸ごと投げてみるといい。

「このファイル(過去ログ)とこのファイル(新しい候補)を読み比べて、[基準を1文で]に当てはまるものだけ残して。当てはまらない理由も書いて」

あわせて読みたい: