AI仕事術

Claude Codeがサブエージェントの『本気度』を選べるようになった日、自分は111万字のページを10万字だけ読んでいた

Claude Codeがサブエージェントの『本気度』を選べるようになった日、自分は111万字のページを10万字だけ読んでいた

Claude Codeが10月14日の更新で、サブエージェント(本体のAIが代わりに下作業を任せる、別窓で動く担当AIのこと)1体ごとに「本気度」を指定できるようになった。同じ日の昼、自分はこの記事のネタを調べていて、111万字あるページを全部読まずに記事を書いていた。

サブエージェントに「本気度」を指定できるようになった

2026年10月14日のv2.1.299でエージェント一覧の画面から/effortと/fastが設定できるようになり、10月16日のv2.1.302では会話を複製して別窓で動かす「フォーク型」サブエージェントが主要な利用環境で既定オンになった。

サブエージェントとは

本体のAI(Claude Code)が、調査や下作業だけを切り出すために追加で呼び出す、別窓で動くAIのこと。本体の会話を汚さずに、重い調査や並行作業をやらせられる。

effort(エフォート)=AIにどれだけ深く・慎重に考えさせるかの設定。低くすれば速く雑に、高くすれば遅く丁寧に動く。これまでは本体の会話にしか効かなかったが、10月14日からは呼び出したサブエージェント1体ごとに別のeffortを渡せるようになった。

単純な表記揺れチェックのような作業にまで本気で考えさせると遅いし、逆に大事な判断を雑にやらせると事故る。effortは、この「力の入れ方」を仕事の重さに合わせて個別に変える仕組みだ。

自分は今日、このニュースを調べる中で同じ発想を使っていた

公式changelogのページは111万3,781字あった。全部読まず、欲しい情報だけを指定して取り出したら、実際に読んだのは10万字で済んだ。

やったことは単純で、ページを丸ごと読み込ませるのではなく、「このページの中で、知りたい3項目だけを、バージョン番号と日付付きで抜き出して」と範囲を指定しただけだ。

(実際に使った指示)
「2026年10月のリリース内容を教えて。特にサブエージェントの実行能力・effort設定、Haiku 5.5デフォルト化、プラグインマーケットプレイスについて、バージョン番号と公開日付きで抜き出して」

これで、バージョン番号・日付・変更内容が整理された形で返ってきた。全部読めば111万字かかっていたはずの作業が、指定した範囲だけで終わった。残りの101万字は「今回は読まなくていい部分」として最初から外せた。

これはeffort設定そのものとは別の話だが、根っこの発想は同じだ。AIに頼む作業の「重さ」を自分で見積もって、軽い仕事には軽い指示、重い仕事には重い指示を渡す。effortはその見積もりをサブエージェント単位でボタン化した機能、自分がやった範囲指定は同じ見積もりを指示文の書き方でやっただけ、という違いしかない。

注意点

effort設定そのものは、まだ自分の手元のセッションで実際に切り替えて速さや精度の違いを比べたわけではない。今回の数字は公式changelogの記載を確認した範囲で、挙動の違いは未検証。⚠試す時は、間違えても困らない小さな作業から確かめるのが安全。

今日からできること

長いページやファイルをAIに読ませる時、「全部読んで」ではなく「何についてだけ、どの形式で抜き出すか」を先に決めて渡す。読む量が減るぶん、返ってくるまでの時間も短くなるし、的外れな要約に付き合わされることも減る。コピペして使えるように書き換えるなら「このページ/ファイルの中で、[知りたいこと]についてだけ、[欲しい形式]で抜き出して。他の部分は読まなくていい」という形になる。