10月19日の日経平均は407円安の6万4916円で終わりましたが、一時は1,400円超の下げ。その裏でTOPIXは小幅に上がり、東証33業種の21業種は上昇していました。「指数が下がった日」と「持ち株が下がった日」は、必ずしも同じではありません。
【市況の話】
今日のポイント:①日経平均は前週末比407円59銭安(0.62%安)の6万4916円70銭。②日中の安値は6万3831円78銭(2.28%安)で、約1カ月ぶりの安値。③それでもTOPIXは4,067.48(0.04%高)と小幅プラスで着地。
寄り付きは1,400円超の下げ、引けは407円安まで戻った
きっかけは、前週末の米国市場で新興クラウド企業コアウィーブの株価が再び急落し、半導体株が売られたことです。
先週の木曜から金曜にかけて、コアウィーブの信用不安(借金の返済能力への懸念)が再燃しました。金曜の米国ではフィラデルフィア半導体指数(SOX)が3.8%下落しています。この流れを受けて、週明けの東京ではアドバンテストやソフトバンクグループなど、AI・半導体関連が売られました。
前週末の終値は6万5324円29銭でした。そこから日中安値の6万3831円78銭までの下げ幅は約1,492円。64,000円の節目も一度割り込んでいます。
ところが午後にかけて下げ幅は縮み、引け値の6万4916円70銭まで戻しました。安値から終値までで約1,085円の戻しです。支えになったのは、時間外取引の米株先物と韓国KOSPIが堅調に推移したこと、そして下値で入った押し目買いです。
10月19日の数字
日経平均:64,916.70円(-407.59円/-0.62%)
日中安値:63,831.78円(前週末比-2.28%)
TOPIX:4,067.48(+0.04%)
東証プライム:値上がり621銘柄/値下がり873銘柄
売買代金:約6兆7800億円
33業種のうち21業種は上昇。上がったのは「資源」まわり
AI・半導体が売られた同じ日に、原油高の恩恵を受ける資源株や海運株は買われていました。
東証33業種では、鉱業・海運・石油石炭などの21業種が上昇し、非鉄金属・電気機器・繊維などの12業種が下落しました。個別では、石油・天然ガス開発のINPEXが大幅高になっています。背景には、米国産原油(WTI)の先物が一時100ドル台に乗せたことがあります。
日経平均は、値がさのハイテク株の動きに大きく左右される指数です。そのため、半導体が崩れると指数は下がります。一方でTOPIXのように幅広い銘柄を含む指数は、資源や内需株の上昇で下げが相殺されました。10月13日の記事で触れた「日経平均だけ下がり、TOPIXは上がる」というねじれが、この日も形を変えて出ています。
その日に値上がりした銘柄数と値下がりした銘柄数のこと。この日は値上がり621・値下がり873と、値下がりのほうが多めでした。指数の下げ幅が1,400円超から407円に縮んでも、全面高になったわけではなく、売られた銘柄も多かった点には注意が必要です。
会社員のインデックス投資家は、この日をどう見るか
日経平均の見出しだけでは、自分の資産で何が起きたのかは分かりません。
全世界株式や米国株のインデックスを積み立てている場合、コアウィーブの信用不安は米国の大型ハイテク株を通じて間接的に響きます。日経平均連動の投資信託を持っている場合は、半導体3〜4銘柄の動きに指数が引っ張られやすい点が効いてきます。同じ「株が下がった日」でも、持っている商品によって受ける影響は違います。
市場関係者の見方として、東京海上アセットマネジメントの若山哲志氏は「コアウィーブと大手クラウド企業では収益力が違う」との認識が広がり、下げが限られたと指摘しています。足元の株安は、企業の稼ぐ力が崩れていないと確認できれば「ポジション調整にすぎなかった」と整理できる、という見方です。逆に言えば、今後の決算で「稼ぐ力」が確認できなければ、この整理は成り立ちません。
注意点:コアウィーブの信用不安は、まだ解消したわけではありません。引けにかけて戻したのは、先物買い戻しなど短期的な要因が混じった動きでもあり、「底を打った」とは言い切れません。今後は企業決算、日米の中央銀行会合、米中間選挙などのイベントが続きます。
自分ならどう考えるか
私は、1,400円下げた日に慌てて動かず、引けの数字と業種別の動きを確認してから考えることにしています。積み立ては機械的に続け、個別株やテーマに少額で触れている部分だけ、「半導体に偏りすぎていないか」を点検する日にします。この日の値動きは、資源株が下支えしたぶん、持ち株の偏りが見えやすい日でした。今回のように下げ幅が縮んだ日こそ、焦って判断しないほうが良いのではないか、と自分は考えています。
出典:日本経済新聞、共同通信、ロイター、OANDA証券(DZHフィナンシャルリサーチ)の10月19日付市況記事(2026年10月)
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※本記事はAIが収集した公開情報をもとに自動生成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
