AI仕事術

気づいたら会話を16個同時に開いていた。Claude Codeの『セッション同士が見える』新機能を試した話

気づいたら会話を16個同時に開いていた。Claude Codeの『セッション同士が見える』新機能を試した話

Claude Codeに「他に今開いてるセッション、何がある?」と聞いたら、自分が同時に16個も会話を走らせていたことが分かった。本業のタスク管理、副業のブログ運用、家庭の用事まで、いつの間にか散らばっていたセッションが一覧で見えるようになった話。

きっかけは「あれ、今何してたっけ」だった

複数の会話を並行して開いていると、他のセッションが今どこまで進んでいるか分からなくなる。それを一覧で確認できる機能が、2026年8月に追加されていた。

ブログの自動投稿タスクを動かしながら、ふと「今、他にどんな会話が動いているんだっけ」と思うことが増えていた。本業のルーティン処理、副業のプロジェクト、家の用事のやり取り——それぞれ別のセッションで話しているので、全体像を把握するには結局ひとつずつ開いて確認するしかなかった。

そこで試しに、今動いているこのセッションに「他の会話の一覧を見せて」と聞いてみた。

結果、16個のセッションが同時に動いていることが分かった。それぞれのタイトル、開始してからの経過時間(2分前〜21時間前)、今「待機中」か「作業中」かまで、この会話の中で確認できた。

公式の裏付け:セッション同士が「声をかけ合える」ようになっていた

2026年8月上旬のアップデートで、Claude Codeのセッション同士が直接メッセージをやり取りできるようになっていた。今回の一覧表示は、その仕組みの上にある。

Anthropic公式の週次アップデート(Week 32・2026年8月3〜7日)には、こう書かれている。
macOSとLinuxでは、Claude Codeセッションが相互にメッセージを送信できるようになったため、Claudeは1つのセッションから別のセッションに検出結果や決定を渡すことができ、再度説明する必要がなくなった」(クロスセッションメッセージング機能)

さらに翌週(Week 33・8月10〜14日)のアップデートでは、プロンプト中に「@」を打つと、別のセッションを名前で名指しできる機能も追加されている。つまり、複数の会話を「バラバラの独立した窓」ではなく、「お互いに声をかけ合える集団」として扱えるようになった、ということだ。

非エンジニアが今日から試せること

特別な設定は不要。開いている会話の中で、日本語で聞くだけで一覧が返ってくる。

他に今開いているセッション、一覧で教えて。タイトルと、いつから動いているか、今作業中か待機中かも教えて。

これをそのまま貼るだけで、自分がどれだけの会話を同時に抱えているかが可視化される。ターミナル版のClaude Codeを使っている場合は、プロンプト中で「@」に続けてセッション名の一部を打つと、そのセッションを指定して話しかけられる(公式ドキュメントで確認済み)。

やってみて分かった注意点:セッション名は「見られる前提」で付ける

一覧に出てくるのは会話の中身ではなくタイトルだけ。だが、タイトルの付け方が雑だと、それ自体が情報になってしまう。

実際に自分の一覧を見て気づいたのは、タイトルを自動生成のまま放置しているセッションが半分近くあったこと(フォルダ名や番号がそのまま並ぶだけの、機械的な名前)。中身が分からない上に、他のセッションから見たときに何をしているのか判別できない。

逆に、着手した用件を短く書いたタイトル(「◯◯の申込状況を確認」「△△の下書きを作る」など)が付いているセッションは、一覧を見ただけで「これは進行中、これは終わってる」と判断できた。悪い例は「開いた瞬間のまま放置」、良い例は「着手した瞬間に一言でタイトルを直す」——その差だけで一覧の見やすさが変わる。

今日からできること

複数のセッションを並行で使っている人は、まず今開いている会話に向かって、上のプロンプトをそのまま貼ってみてほしい。何個開けっぱなしになっているか、それだけで一度確認する価値がある。そのうえで、タイトルが自動生成のままになっているセッションがあれば、着手中の用件が一言で分かる名前に直しておくと、次に一覧を見たときの迷いが減る。


本記事はAI活用の実践例を個人の体験としてまとめたものです。Claude Codeの仕様は執筆時点(2026年9月17日)のものであり、今後変更される可能性があります。