毎朝やっていた「気になるニュースを集めて、投稿文の下書きまで作る」作業が、AIへの日本語1行の指示だけで済むようになった。手作業だと90分かかっていたものが、いまは自分が動くのは7分だけになった。
プログラミングは一切していない。やったのは「毎朝これをやって」という指示を、普通の日本語で書いて仕込んだだけだ。この記事では、その中身を手順ごとにばらして書いてみた。
何をやめて、何が残ったのか
集める・読む・下書きするの3工程がまるごと消え、残ったのは「最後に自分の言葉を足す」だけになった。
以前の朝は、だいたいこんな流れだった。内訳はこうだ。
- ニュースサイトを5〜6個ひらいて拾い読み:約40分
- 使えそうな記事をメモ帳にコピペして整理:約20分
- そこから投稿用の下書きを書く:約30分
合計で90分。しかも一番エネルギーを使う3番の「書く」に入るころには、集める作業で疲れて頭が働いていない、というのが毎朝の実感だった。
自動化して分かったのは、「書く前の準備」に時間の大半を奪われていたということ。準備をAIに渡すと、自分は一番おいしい「書く」だけに集中できる。
AIに渡した「日本語1行」の中身
やることを箇条書きで並べ、最後に「毎朝これをやって」と足すだけ。プログラムの文法は一切いらない。
実際にAIに渡している指示は、こういう普通の文章だ。ほぼそのままコピペして使える。
あなたは私のリサーチ担当です。毎朝、以下をやってください。
1. 「生成AI 業務効率化 2026」で最新ニュースを3件さがす
2. それぞれ「見出し/出典/要点3行」でまとめる
3. その中で私の読者(AIで副業したい会社員)に刺さりそうな1件を選び、投稿文の下書きを400字で書く
4. 最後に「なぜこの1件を選んだか」を1行そえる
ポイントは、AIに「調べる範囲」と「出力の形」をはっきり指定したこと。ここが曖昧だと、毎回バラバラの長さ・切り口で返ってきて、結局こちらで直す羽目になる。形を固定すると、返ってくる下書きの質が安定した。
ここで言うAIエージェントとは、1回1回こちらが話しかけなくても、決めた手順を最後まで自分で進めてくれるAIのこと。「調べて→まとめて→下書きして」という一連の流れを、指示1回でやり切ってくれる。
そのまま貼らない。7分の「自分の仕事」
AIの下書きは9割の土台。残り1割に自分の体験と言葉を足すのが、7分の中身。
自動化した、と言っても丸投げしているわけではない。AIが出した下書きに対して、毎朝この7分だけは必ず手を動かしている。
- 選ばれた1件が本当に旬か、出典を1つだけ自分の目で確認:約2分
- 下書きに、自分が実際に試した一言・失敗談を足す:約4分
- タイトルだけ自分で言い換える:約1分
AIの下書きをそのまま出すと、どこかで見た文章になる。読者が読みたいのは「あなたが試してどうだったか」の部分。そこだけは自分で書かないと、記事の価値がまるごと消える。
AIの下書きをそのままコピペして投稿すれば、自分の体験ゼロの量産記事が1つ増えるだけ。逆に、その土台に自分が実際に触った感想やつまずいた点を4分だけ足すと、そこがそのまま記事の背骨になる。この差は大きい。
作るのにかかったのは、たった1回の会話
仕組みづくりも特別なことはしていない。上の指示文を1回書いて、AIに「毎朝これで」と頼んだだけ。
難しいセットアップは無かった。ブラウザ上のAIに、さっきの指示文を渡して「これを毎朝の作業として覚えておいて」と伝える。あとは翌朝から下書きが並んでいる、という状態になった。かかった時間は最初の30分だけで、以降の追加作業はゼロだ。
もし毎朝の自動実行までは要らなくても、この指示文を「使いたい朝にコピペして貼る」だけで、集める40分は丸ごと消える。まずはそこから始めるのがいちばん軽い。
今日からできること
自分の「毎朝の情報集め」を、そのまま日本語の箇条書きにして、AIに1回貼ってみる。
特別な準備はいらない。いつも使っているAIに、次の文章の【 】を自分の言葉に置き換えて、そのまま貼るだけでいい。
あなたは私のリサーチ担当です。今日の【自分の分野】に関するニュースを3件さがして、それぞれ「見出し/出典/要点3行」でまとめてください。最後に、私(=【自分の読者・立場】)にとって一番役立つ1件を選び、その理由を1行そえてください。
まずは「集めてまとめる」ところだけAIに渡してみる。それだけで、朝の40分が返ってくる。書く楽しさだけが手元に残る。
