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月次締めを7営業日→3.5営業日にしたZOZOの事例を読んで、副業の経費集計に同じロジックを使ってみた話

月次締めを7営業日→3.5営業日にしたZOZOの事例を読んで、副業の経費集計に同じロジックを使ってみた話

ZOZOが請求書処理をAIに任せて月次締めを7営業日から3.5営業日に縮めた事例を読んで、副業(サイノツノ)の毎月の経費集計に同じロジックを当てはめたら、160分かかっていた作業が35分になった。

ZOZOがやったこと

紙の請求書を1枚ずつ手作業で処理していたのを、AIに「読み取り→分類→仕訳」まで一括で任せる仕組みに変えた。

ZOZOは大量の請求書処理にAI-OCR(紙やPDFの文字を画像として読み取り、自動でテキストデータに変換する技術)搭載の会計クラウド「sweeep」を導入した。読み取り精度98.5%請求書100枚を3分で自動仕訳まで完了させ、それまで7営業日かかっていた月次の締め作業を3.5営業日に短縮したという。紙の処理に追われていた残業時間も減り、リモートでの経理業務もやりやすくなったそうだ。

※この事例自体は2021年公開のものだが、「読み取りと分類のルールを先に決めて、あとはAIに流す」という考え方は今のAIツールにもそのまま使える普遍的な手法なので、今回のネタとして採用した。

副業の経費集計、これまでの実態

領収書をかき集めて手入力で仕分ける作業に、毎月160分(2時間40分)かかっていた。

  1. 撮りためた領収書・レシートの写真をフォルダに集める(20分)
  2. スプレッドシートに手入力し、勘定科目ごとに仕分ける(90分)
  3. 合計金額の検算と、自宅家賃・通信費の家事按分(プライベートと事業で共用している費用を、使用割合に応じて経費と私費に分ける作業)を計算する(50分)

店名・日付・金額をExcelに転記するだけの単純作業なのに、勘定科目の判断に迷って手が止まることが多く、結局まとまった時間を確保しないと終わらない作業になっていた。

Claudeに「分類ルール」を先に渡して仕訳させた

ZOZOの「読み取り→分類→仕訳」の流れをそのまま真似て、判断基準を先に文章で渡してから一括処理させた。

領収書の写真から店名・日付・金額・品目をテキスト化したものをまとめ、以下のようなプロンプトで一括仕訳を頼んだ。

以下は今月の領収書をテキスト化したものです(店名・日付・金額・品目)。次のルールで勘定科目に仕分けてCSVで出力してください。
・交際費:飲食で「打ち合わせ」「取材」に該当するもの
・消耗品費:10万円未満の物品
・通信費:サーバー代・ドメイン代・通信サービス
・地代家賃:自宅家賃の20%のみ(残り80%はプライベート扱いで対象外)
・判断に迷うものは仕分けせず「要確認」欄に理由を書いてください

出力されたCSVをスプレッドシートに貼り付け、「要確認」欄が付いた数件と、金額が大きい取引だけを目視でチェックする。それ以外は基本的にそのまま採用した。判断基準を先に言語化して渡しておけば、AIは「なんとなく分類」ではなく毎回同じ基準で仕分けてくれる。人間が迷っていた「交際費か会議費か」の判断も、ルールさえ決まれば迷わなくなった。

Before→After

Before:領収書集め20分+手入力90分+検算・按分50分=160分

After:領収書集め10分+Claudeへの投入と一括仕分け15分+抜き取りチェック10分=35分

短縮できたのは125分。これを毎月やっているので、年間では約25時間の差になる計算だ。

注意点

分類ルールを曖昧なまま渡すと、AIは「それらしい」科目に寄せて仕分けてしまう。「要確認」欄を必ず設けて、金額が大きい取引・初めて出てきた店名だけは自分の目で確認するようにしている。ここを省くと、税務上まずい仕分けに気づかないまま月次を締めてしまうリスクがある。

今日からできること

今月分の領収書やレシートをスマホで撮って一箇所にまとめ、Claudeに次のプロンプトを投げてみるところから始められる。

「添付した領収書の画像から、店名・日付・金額・品目を抜き出して一覧にしてください。その後、[あなたの勘定科目のルールをここに書く]という基準で仕分けし、判断に迷うものは『要確認』として理由も添えてください。」


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